郡山医療生協の広報誌,『みんなの健康』2017年夏号の1面に,当事務所の長谷川弁護士のインタビュー記事が掲載されました。
インタビューでは,憲法とはどのようなことを定めたものなのか,憲法の根底にはどのような考え方が存在しているのか,そして,今,憲法がどのように変えられようとしているのかなどについてお話ししています。記事は,郡山医療生協のホームページから見ることができます。
特定秘密保護法の制定,集団的自衛権の行使容認,共謀罪の新設など,憲法を取り巻く近年の状況の変化は著しいものがあります。そして,今年,安倍首相は2020年の新憲法施行を目標として掲げ,年内には自民党の新たな改憲草案を策定することが示唆されています。仮に,今後,改憲に積極的な政党が憲法改正を発議すれば,国民投票が実施されることとなり,憲法改正はすべての国民が直面することになる問題です。そのときの私たちの選択が,私たち自身の暮らしだけでなく,次の世代の国民の暮らしにもかかわることにもなります。
そのような状況の中で,これからの憲法のあり方を考えるためには,現在の憲法が生まれた背景や,憲法を貫く理念,そして,憲法が守ろうとしているもの,守ってきたものを知ることが,大切なことになるのではないでしょうか。
当事務所にも,憲法に関する講義の依頼や,憲法について気軽に分かりやすく学ぶ「憲法カフェ」の開催依頼が増えており,憲法についてもっと知りたいと考える人たちは増えつつあると実感しています。まずは,憲法の基本に立ち返って,みんなで学んでみませんか。もしかしたら,学校の授業では学べなかったような,憲法の新たな一面に気付くことができるかもしれません。