9月14日から16日まで,研修旅行に行ってきました。今回は,山陰・山陽地方を所員一同で旅しました。
初日は島根県の出雲縁結び空港に降り立ち,昼食に島根和牛を楽しんだ後,縁結びの名所である出雲大社へ。より多くの良き縁が結ばれることを願い,所員それぞれが思い思いに参拝をしました。
その日は,美肌の湯として名高い玉造温泉に宿泊しました。新鮮な山の幸や海の幸,お酒を楽しみ,温泉で日頃の疲れを癒しました。
2日目は,まず松江市へ向かい,国宝にも指定されている松江城の見学をしました。天守から見渡す宍道湖や松江市の街並みは壮観でした。
その後,横山大観の日本画と,日本一の庭園を有する足立美術館を観覧しました。館内の美術品の数はなんと約1300点とのことで,一通り見て回るだけでも2時間近くの時間がかかりました。丁寧に手入れがされた美しい庭園にも目を奪われ,訪れていた人の多くが,何度もカメラのシャッターを切っていました。
美術館近くの食事処で薬膳料理を食べた後は,電車や新幹線を乗り継いで,島根県から広島県へ向かいました。夜は,広島駅の近くの牡蠣料理店で,普段は食べることのできないような量の牡蠣をお腹一杯頂きました。
最終日は,まず,広島市内の平和記念資料館へと向かいました。館内には思わず目を覆いたくなるような原爆投下直後の生々しい写真もありましたが,来館していた方々全員が真剣に展示物に目を通し,原爆によって広島にもたらされた惨状を目に焼き付けていました。
資料館を見学した後は,平和記念公園を歩きました。原爆死没者慰霊碑や原爆の子の像の前に立ち,所員一同,平和への思いをより強くしました。
写真で見る原爆投下後の広島の街並みは,現在の賑やかで整備された街並みからは想像もつかない凄惨な様子でしたが,当時の状態のまま時が止まったように建っている原爆ドームを間近に見て,それが確かにこの場所で起こった現実の出来事なのだと実感させられました。
その後,フェリーに乗って,広島湾の海を眺めながら,日本三景の一つに数えられる宮島へ。神様の島と崇められてきた宮島は,自然と人の文化とが一体となっており,水に浮かぶ厳島神社(当日は干潮でしたが。)や大鳥居の神秘さを間近で感じることが出来ました。三連休の初日ということもあって,宮島には多くの人が観光に訪れており,お腹を空かせた鹿たちが観光客のお土産を奪おうとする光景も見られました。
帰路は台風の影響が心配されましたが,運良く大きな影響はなく,所員全員,無事に福島に帰ってくることが出来ました。
今回の旅は,日本の歴史を大いに学ぶとともに,山陰・山陽の豊かな自然や,美味しい食べ物を楽しむことができ,日常に戻るのが少し寂しくなるような充実した旅でした。
所員一同,今回の旅で得られたものを糧に,今後もますます日々の業務に勤しみたいと思います。