2018(平成30)年10月20日午後,郡山市労働福祉会館にて,「子どもの権利全国イベント いじめのない社会へ」が開催されました。当事務所からは武村陽弁護士が基調講演及びシンポジウムのコーディネーター役を務めました。
基調講演では、文部科学省が出している統計資料をもとにいじめの現状について説明がなされました。その後のシンポジウムでは第三者委員会などを経験されたいじめ問題に精通する弁護士3名が議論を行い、いじめ問題についてどのように対応すべきか議論を重ねました。
当日は50名近くの教育関係者や一般の方々が参加され、質疑応答では第三者委員会の限界、遺族側の想いなどについて活発に質問が出されました。
全国的にもいじめ重大事件は後を絶ちません。県内でもいくつもの痛ましい事件が発生しています。考え方や性格が異なる人が集まる以上、学校内(あるいは職場内)でいじめを完全になくすことは難しいかもしれません。しかし、重大ないじめに発展する前に適切な対応をとることで重大化を防ぐことはできます。今回のイベントがいじめ問題について考える機会となれば幸いです。
当事務所としても、今後もいじめ問題について積極的にかかわり、いじめのない社会へ向けて活動を続けていきたいと考えています。