2024(令和6)年5月3日午後2時から、郡山市中央公民館多目的ホールにて、第45回「憲法を考える郡山市民のつどい」を開催しました。
今年は、いわき市の広田法律事務所に所属する弁護士の大木裕生(おおきゆたか)先生をお招きし、大木先生が弁護団の一員として参加されていた「安保法制違憲ふくしま平和訴訟」のご経験を踏まえ、2015年に成立した集団的自衛権の行使等を内容とする新安保法制の問題点、訴訟の経緯や意義などについてご講演をいただきました。ご講演では、新安保法制が定める集団的自衛権の行使等が「戦争放棄」や「戦力の不保持」を定めた憲法9条に反し許されないこと、「安保法制違憲ふくしま平和訴訟」における仙台高等裁判所の判断が政府の行為に対する歯止めとなりうることなどについて、分かりやすく解説していただきました。
当日は約140名の方にお越しいただき、参加者の皆様と共に、新安保法制などの政策による戦前への回帰を断固として拒否し、国際平和の実現のために行動していく決意を新たにしました。
当事務所は、今回の「つどい」などの活動を通じて、憲法について皆様と共に学び、考える場を引き続き提供していきたいと考えております。
憲法を考える郡山市民のつどい実行委員 弁護士 長谷川 啓