「150人の市民が,学び,議論」
5月3日、憲法を考える郡山市民のつどいを開催しました。この「つどい」は、当事務所も参加する実行委員会が、毎年開催しているもので、今回で34回目です。当日は、150名を超える市民の方にご参会いただきました。
今年の「つどい」は、「安倍政権でどうなる日本の未来」と題し、福島大学名誉教授で福島県九条の会事務局長の真木實彦氏に講演をいただきました。
最初に、実行委員会より渡邊純弁護士があいさつし「安倍首相は、憲法改正に並々ならぬ意欲を持っている。安倍政権の経済政策や外交面の影響も含めて学び、議論しよう」と呼びかけました。
真木氏は、アベノミクスについて、1,円安への誘導は、国内産業の空洞化が進行している中では効果は疑問であるとともに、通貨戦争を招き、周辺諸国との関係悪化が懸念されること。2,政支出のばらまきは、バブルの二の舞となる危険があることなど、その危険性を指摘されました。また、安倍内閣が本当に狙っているのは、憲法9条の改正であり、その障害になる憲法96条の改正に手を付けようとしているが、これは「国民の権利を守るために権力の手を縛る」という憲法の目的そのもの(立憲主義)を破壊するおそれのあるものであると解説されました。真木氏は、福島県九条の会の憲法96条改悪に反対する緊急アピールと署名を紹介し、緊急に広げていこうと行動提起されました。
会場からは、真木氏に多数の質問が寄せられるなど、皆さん熱心に参加されていました。これからも、憲法を学び、守り、暮らしにいかすための学習を続けていきたいと思います。